映画『ポリスアカデミー』の感想 – 各1回だけ笑えるコント集

ポリスアカデミー
出典:imdb
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作品データ

原題:Police Academy
監督:ヒュー・ウィルソン
脚本:ヒュー・ウィルソン、ニール・イズラエル、パット・プロフト
出演:スティーヴ・グッテンバーグ、キム・キャトラル、ババ・スミス、デヴィッド・グラフ、ブルース・マーラー、マリオン・ラムジー、ジョージ・ゲインズ、G・W・ベイリー、マイケル・ウィンスロー
制作:1984年、アメリカ

あらすじ(ネタバレなし)

新任の市長によって、市警察の警察官採用基準が大幅に緩和されたことにより、身体能力や経歴もさまざまな、酷く個性的な人間たちがポリスアカデミーに入学してくる。問題児ばかりのポリスアカデミー新入生たちと、この状況に不満を抱くハリス教官らとの攻防がはじまる。

『ポリスアカデミー』の感想

Netflixにアップされていて、懐かしさのあまり見てみた。
学生の頃パート4まで見たことがあるが、とにかくパート1とパート2はおもしろかったおぼえがある。
パート3でかなりクオリティが落ちて、パート4はもう最悪だった。
それ以降は見ていないのだが、さっきwikipediaをチェックしたらなんとこのシリーズ、8作目まで製作されてたのだな。

公開当時、アメリカのショウビズで「パート2ですでにネタ切れ限界」という批評をされていたが、しかしこうして改めてシリーズ第1作目を30年ぶりくらいに見てみたら、なんとパート1からもう息切れしている。

最初のロクでもないやつらが警察学校に入学してくるまではおもしろい。
そのあとの本編がもう断片的な小ネタのぶつ切り状態で、ほとんど各一ヶ所しか笑うところのないコント集を見ているみたい。
昔笑えたシーンはきっちり笑えたが、しかしそれにしてもこんなショボい映画だったのかとちょっと拍子抜けした。

ラサール校長

ポリアカといえばこのシーンを思い出す
出典:imdb

キャラクターはとてもよくて、ひとりひとり愛着があって好きだ。
この手のキャラものとしては、ここまで全員のキャラが個性的でおもしろく描かれているものは少ないんじゃなかろうか。
この映画、決して出来がいいとは言えないが、キャラクターだけは本当にクオリティが高くて素晴らしい。

お気に入りキャラは全員と言っても過言ではないくらいみんな好きだが、しかしベストキャラはなんといっても生徒の方ではなく、要所要所に出てきて、すっとぼけた演技で骨太の笑いをかっさらってゆくラサール校長であることは同意してくれる人は多いんじゃないかと思う。
彼のフェラチオシーンは今も昔も変わらずいちばん笑えたシーンだった。
この俳優さんがズッカー兄弟と知り合っていたらレスリー・ニールセンの立ち位置は入れ替わっていたかもしれないとさえ思う。

ポリスアカデミー

出典:Amazon

そういえばこのシリーズをきっかけに大ブレイクしたお笑い芸人、泣きながらしゃべる暴走族をやったあの男はパート2からの出演だったっけ。

評価

愛すべきキャラクターたちに。
★★★★★


『ポリスアカデミー (字幕版)』を見る

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