映画『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』の感想。ハヌマーンがトラウマ

ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団
出典:imdb
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作品データ

原題:Hanuman pob Jed Yodmanud
監督:東條昭平、ソムポート・セーンドゥアンチャイ
脚本:若槻文三、淡豊明、ソムポート・セーンドゥアンチャイ
出演:コ・ガオデンディ、アナン・プリーチャー、ヨーチャイ・メクスワン
制作:1974年、タイ?

あらすじ(ネタバレなし)

勇気ある10歳の少年コチャンは、3人組の仏像泥棒に殺されるが、ウルトラの母によって白猿ハヌマーンの命を与えられ、ウルトラ兄弟と力を合わせ、悪と戦う。

『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』の感想

円谷プロがタイのウルトラマンファンのために制作した、全キャストがタイ人俳優によるウルトラマン映画。

YouTubeにアップされているのを見つけ、懐かしさのあまりぜんぶ見てしまった。
子供の頃、テレビでハヌマーンが悪者たちを追いかけるシーンを見て、もう怖くて怖くてしょうがなかったことをトラウマみたいに覚えている。

これが今にしてみると、割とよく出来ていて楽しかった。
タイで人気のある神様ハヌマーンがウルトラマンと力を合わせて怪獣と戦う点が斬新で、そこは本当にオリジナルなおもしろさがある。
ハヌマーンの踊りとかアクションとか、飛ぶときのポーズなど、ほどよい違和感があって、いつまで見ていても飽きない。

ハヌマーンと太陽とのシュールなやりとりは現代の地球温暖化の文脈にも当てはまるし、クライマックスの共闘はまんま松本人志の『大日本人』ではないか。

声優陣も豪華でみんなうまい。

評価

今こそ再評価されてもいい、いろんな楽しみ方ができる“良”珍作だと言える。
★★★★★

Good Movie 認定

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