映画『スイス・アーミー・マン』そのままでは食えない食材を出された気分

スイス・アーミー・マン
出典:imdb
この記事は約2分で読めます。

作品データ

原題:Swiss Army Man
監督:ダニエル・シャイナート、ダニエル・クワン
脚本:ダニエル・シャイナート、ダニエル・クワン
出演:ポール・ダノ、ダニエル・ラドクリフ、メアリー・エリザベス・ウィンステッド
制作:2016年、アメリカ

あらすじ(ネタバレなし)

無人島に流れ着いたハンクは絶望し、自殺しようとしていた。そんな矢先、彼は浜辺に打ち上げられていた死体を発見する。死体はガスで膨れ上がり、水に浮いていた。しかも、ガスの排出によって、死体は沖合に出ようとしていた。死体に飛び乗ったハンクは、ジェットスキーの要領で死体に乗って沖合へと向かった。何とか大きな島にたどり着けたものの、そこも無人島であるらしかった。その夜、ハンクは死体と共に洞窟で眠りについた。夜の間に降った雨水が死体の口の中に流れ込んだ結果、死体は飲料水の供給源となった。さらに驚くべきことに、死体は英語を話し始め、自らをメニーと名乗るのだった。

『スイス・アーミー・マン』の感想

アイデアというのは、そのまま映画化してもそこそこおもしろくなってしまう「アイデア勝ち!」なものもあれば、しっかり煮詰めて料理しないと「食えたもんじゃない」ダメなものと2通りある。

これは後者。
だいぶ煮込みが足りなかったね。

「スイス・アーミー・マン」つまり「万能ナイフ男」ということで、まあ、とにかくアイデアは大したことない。
しっかり料理しないと、こんなぺらぺらの薄っぺらなストーリーと古臭い人情ドラマだけでは駄作は免れまい。
ラストなんて、何のひねりもなくそのまんまだもんな。

映像だけはスタイリッシュでよかったが、それもここまでつまらないと逆に鼻につく。

とにかく最初から最後まで1秒も「おもしろい」と思った瞬間はなかった。

もともとあまり期待はしていなかったのだが、その大したことない期待をさらに下回るつまらなさ。

スイス・アーミー・マン

出典:amazon

評価

まあ、これよりも酷い映画はたくさんあるしね。
★★★★★


『スイス・アーミー・マン(字幕版)』を見る
『スイス・アーミー・マン(吹替版)』を見る

コメント

タイトルとURLをコピーしました