香港映画『チャウ・シンチーの熱血弁護士』の感想 – シュール法廷コメディ

チャウ・シンチーの熱血弁護士
出典:imdb
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作品データ

原題:審死官
監督:ジョニー・トー
脚本:サンディ・ショウ
出演:チャウ・シンチー、アニタ・ムイ、ン・マンタ
制作:1992年、香港

あらすじ(ネタバレなし)

清の時代。
達者な弁舌で困った人も悪人も同様に弁護していたソンは、一人息子の死をきっかけに弁護士を廃業し、妻と茶屋をはじめる。
ある日、茶屋にワケありの身重の女が現れ、夫を義兄夫婦に毒殺され、その濡れ衣をかけられそうになっていると、ソンの妻に打ち明ける。
妻の頼みで弁護士に戻ったソンは、裁判で義兄夫婦と対決する。

『チャウ・シンチーの熱血弁護士』の感想

1992年制作のチャウ・シンチー主演コメディ映画。
私の好きな法廷もの。

法廷コメディはとにかくクオリティが高いものが多いという法則が私の中にはある。

前にチャウ・シンチーの映画は笑える映画と笑えない映画にバックリわかれると書いたが、これは当たり。
時代劇ってところと、アニタ・ムイ演ずる主人公の奥さんが脈絡なくカンフーの達人てところが、シュールなアクセントになってておかしい。

チャウ・シンチーとアニタ・ムイという、主役がただ演技を見ているだけで笑えるふたりってところに加えて、ギャグも密度が濃くてもりだくさんだから、とにかく笑える。
これで広東語がわかったらもっと高密度な笑いを楽しめたんだろうな。

とはいえ、『少林サッカー』『喜劇王』『0091』などのような爆笑とまではいかないから、佳作どまり。

しかしテンポがよくて、ストーリーもそこそこ凝っていて、全編まんべんなく笑える良作といえる。

ちなみにこれは1950年頃に製作された広東映画のリメイクだそうで、オリジナル作品はYouTubeで見れる。

評価

暇な時間はこういう映画で潰したい。
★★★★★

Good Movie 認定

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