『がむしゃら 完全版』の感想 – 終わらないプロレスラー・安川惡斗の、終わっていないドキュメンタリー映画

安川惡斗(安川結花)のドキュメンタリー映画『がむしゃら 完全版』
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作品データ

監督:高原秀和
出演:安川惡斗(安川祐香 / 安川結花)、愛川ゆず季、宝城カイリ、木村響子、高橋奈苗(現:高橋奈七永)、夏樹☆たいよう、はるか悠梨、岩谷麻優、紫雷イオ、鹿島沙希、美闘陽子、夕陽、脇澤美穂、ダーク・エンジェル、彩羽匠、米山香織、ロッシー小川、風香、コグマ、横尾由依、ケリー・スケーター、アルファ・フィーメル、星輝ありさ、翔月なつみ、須佐えり
音楽:野島健太郎
制作:2015年、日本

あらすじ(ネタバレなし)

安川祐香、または女優・安川結花、あるいはプロレスラー・安川惡斗の半生を追った、ドキュメンタリー作品。

『がむしゃら 完全版』の感想

“恋は戦争、愛は無敵”
– 安川祐香

大ファンだった女子プロレスラー・安川惡斗のドキュメンタリー映画である。

この映画に関しては、言いたいことがたくさんある。
安川惡斗というプロレスラーについても、言いたいことがたくさんある。

安川惡斗ほど、私のプロレス観戦歴30年(女子プロレス観戦歴は17年)で、特別な思い入れのある選手はそういない。
もう惡斗の試合を見て何度泣いたことか。
この映画を見てる最中も何度も泣いた。

そんなことだから、この文章は少し長くなると思う。

安川惡斗というプロレスラーについて

まず、安川惡斗とはどんなレスラーだったのか、そこから話そう。

ネットでこの映画に関する文章を読んでいて、安川惡斗のことを「プロレスラーとしては二流」などと眠たいことを言ってた人が何人もいたので、まずこの点をしっかり書いておきたい。

安川惡斗は一流とまでは言わないまでも(「一流」はもっとベテランに対して使う言葉ゆえ)かなり素晴らしいプロレスラーであったことは確かである。

知らない方のために、安川惡斗の功績をざっとあげてみよう。

安川惡斗のココがスゴい!その1:同期のレスラーの中で圧倒的な実力を誇る

2012年にデビューしたスターダム3期生には、安川惡斗を含めて宝城カイリ、はるか悠梨、翔月なつみの4人がいた。

この中で安川惡斗はダントツの勝率を記録していたばかりか、1年先輩の星輝ありさ、岩谷麻優にも勝利を収めていた。
(星輝ありさは前年のルーキー・オブ・スターダムで、未来のエース候補と言われていた美闘陽子を差し置いて、準優勝にまで輝いたほどの選手である)

少し後にデビューした夕陽に実力を圧倒されてしまったが、夕陽は10年に1度の逸材と言われたほどの大器なので、これはまあ、しょうがないといえる。
(ちなみに2012年のルーキー・オブ・スターダムで優勝したのは夕陽、そして準優勝が安川惡斗である)

安川惡斗のココがスゴい!その2:高橋奈苗との「情熱注入マッチ」で高橋奈苗を追い詰める

当時スターダムではデビューしたばかりの新人選手の登竜門として、トップレスラーである高橋奈苗による“公開しごき”とも言えるべき「情熱注入マッチ」が組まれることになっていた。

この試合によって、新人選手はまずその鼻っ面をへし折られ、プロレスの厳しさを叩き込まれることになるのである。

今をときめくトップレスラーである岩谷麻優がかつてデビューしたばかりの頃、この「情熱注入マッチ」のリングでその恐ろしさのあまり、戦う前から泣き出してしまったのは有名な話し。

この「情熱注入マッチ」の洗礼を受けた歴代新人レスラーの中で、彩羽匠と並んで最も高橋奈苗を追い詰めた選手が安川惡斗であった。
(試合後のインタビューで、高橋奈苗がその口で「追い詰められた」と発言している)

安川惡斗のココがスゴい!その3:デビュー半年で愛川ゆず季に勝利

後述するが、安川惡斗はデビュー当時から愛川ゆず季を倒すことを目標としていた。

そしてデビューからたった半年で、愛川ゆず季を倒すことに成功するのである。

愛川ゆず季が現役中、格下のレスラーにシングルで負けたのはこれが唯一。

安川惡斗のココがスゴい!その4:2012年最も活躍した新人女子レスラー第2位

安川惡斗がデビューした2012年の年末の東スポで、2012年、最も活躍したレスラーという企画が組まれた。
(確か新人レスラー限定だったと思う)

そこの女子プロレス部門で、夕陽に次ぐ第2位に選ばれたのが安川惡斗である。

安川惡斗のココがスゴい!その5:2012年のスターダム年間MVPで「技能賞」に選ばれる

デビューしたその年の年末のスターダム年間MVPで、なんと技能賞に選ばれたのが安川惡斗である。

デビューしたばかりの新人レスラーがいきなり技能賞だ。
惡斗自身もかなりびっくりしていたが、私は妥当な選出だと思った。

安川惡斗は決してテクニシャンではないものの、常に技を工夫して進化させてゆくのがうまい選手だった。
愛川ゆず季を倒したときも、持ち技であるストレッチマフラーホールドを変化させて、巧みにフォール技にアレンジしたのである。

それから安川惡斗は、ドロ臭い試合スタイルは芸風だからよしとして、実にキレイな試合運びをする選手だった。

安川惡斗のココがスゴい!その6:2013年ワンダー・オブ・スターダム王座奪取

2013年11月、デビュー2年弱にしてついに、かつてライバルであった愛川ゆず季が腰に巻いていた、念願のワンダー・オブ・スターダム王座、通称“白いベルト”を奪取することに成功。
(この時も持ち技のACTスペシャルを進化させてACTオメガという新技を開発し、「誰が勝てるのか?」と言われていた強豪ダーク・エンジェルを下した)

スターダム所属の生え抜き選手で、シングルのベルトを奪取したのはこのときの惡斗が史上初。
誰かさんの赤いベルト奪取より1年、コグマのハイスピード奪取より2年早い。
(デビュー最短という意味ではない念のため)

安川惡斗のココがスゴい!その7:会場人気はナンバーワン

「プロレスってどうせ筋書きが決まってるんでしょ? じゃあどんなに試合に勝ったりベルトを取ったりしても、単に会社からプッシュされてただけじゃない」なんて理解のないツッコミを入れる人がいるかもしれないので、この点も強調しておきたい。

当時プロレスラーには人気のバロメーターとなる基準として「売店人気」と「会場人気」の2つがあった。

「売店人気」とは、試合後のサイン会でファンが並んでいる数。
「会場人気」とは、試合中の声援の多さ。

安川惡斗は当時、「スターダムで最も人気のある選手」と言われていた宝城カイリさえ、会場人気で圧倒していたのである。

安川惡斗が白いベルトのタイトルマッチで宝城カイリを下した時、試合後のマイクで「白いベルトが一番似合うのは宝城カイリ、お前だ」と言ったら、会場がシーンとなったのは実に象徴的な出来事。

安川惡斗が活躍したのは第4期女子プロレス黄金期

斯様に、安川惡斗のプロレスラーとしての軌跡は栄光に包まれている。
デビュー2年ほどでこれほどの功績を挙げたプロレスラーが二流なわけがない。

安川惡斗と同時期には愛川ゆず季もいたし、夕陽もいたし、宝城カイリ(現カイリ・セイン)もいた。
高橋奈苗や紫雷イオなどの超ド級の名選手も活躍していた。

安川惡斗がプロレスラーをやっていた時代は、間違いなく知られざる女子プロレス第四の黄金期だったのだ。
(第一の黄金期はビューティー・ペアが活躍した70年代後半頃、第二期はクラッシュ・ギャルズが活躍した80年代半ば、第三期は90年代前半の北斗晶やブル中野、工藤めぐみなどが活躍した対抗戦ブームの時期)

最近は日本人レスラーの米メジャー団体進出が追い風となり、日本のプロレス団体もメジャー資本がどんどん参入してきて、女子プロレスも活性化してきたが、選手や試合のクオリティでいったら、私はこの時期が日本の女子プロレスの最盛期だったと思う。

その中で、間違いなく安川惡斗は女子プロレスの歴史に類まれな魅力と足跡を残したレスラーだった。

おそらく惡斗のことを「二流」だと思い込んでいる人は、概ねあの周到に演出された泥臭いファイトスタイルを誤認しているか、惡斗本人がよく自分のことを「私はまだ弱い」と発言しているのを真に受けたか、この映画の編集のせい(後述)か、はたまた、この映画か例の事件をきっかけに安川惡斗の試合を初めて見て、その勢いの無さに早とちりしたかのどれかだろう。

後でもう一度言及するが、安川惡斗の試合がダメになったのは二度目の入院以降、あの事件がきっかけであり、まさにこの映画の公開直後にあたるのだ。

ドキュメンタリー映画の美学について

安川惡斗というプロレスラーについて書くのはひとまずこれくらいにして、次にドキュメンタリー映画について話しておきたい。

安川惡斗が「自分のドキュメンタリー映画を作る企画がはじまった。半年か一年かけて撮影する」とブログに初めて書いたとき、私の中で楽しみな気持ちよりも先に、果たしてそれは安川惡斗のプロレスの試合のような、私の心を揺さぶる素晴らしいドキュメンタリー映画に成るのだろうか、という不安が先に立ったのは正直なところである。

その理由は他でもない。

このブログでもう何度も書いてきたことだが、私には「ドキュメンタリー映画とはこうあるべき」という美学のようなものがあるのである。

私は最初からシナリオのようなものが決まっているドキュメンタリー映画、着地地点が最初から決まっていて、それに向かってキレイに進んでいくようなドキュメンタリー映画が好きではないのだ。

例えば原一男監督の『ゆきゆきて、神軍』や、マイケル・ムーアなら初期の『ロジャー&ミー』などのような、「この先どうなるのかわからない」「この映画がいつ完成するのかわからない」「ひょっとしたらこの映画は映画にならないかもしれない」「永遠に完成しないかもしれない」そんな緊張感の中から思わぬ結末にたどり着き、傑作になってしまった、そんなドキュメンタリー映画が私は好きだ。

この美学にそぐわない作品はテレビのドキュメンタリーに等しいと思っている。

これは映画の出来の良し悪し関係なく、私がドキュメンタリー映画に抱いているこだわりのようなものだから仕方がない。

ドキュメンタリーが「映画」になる瞬間。

それを見たいがために、私はドキュメンタリー映画を見るのだ。

安川惡斗のドキュメンタリー映画を撮るということ

なぜ私が安川惡斗のドキュメンタリー映画の制作発表を聞いて不安に思ったのかというと、それは惡斗がブログに書いた「半年か一年かけて自分のドキュメンタリー映画を撮影する」という記述の、「半年か一年」という文句にひっかかったからである。

一度ドキュメンタリー映画を撮り始めたら最後、「半年か一年」で完成するなんて保証はどこにもない。

いつ完成するかわからない映画。
ひょっとしたら永遠に完成するかわからない映画。
最後はどこにたどり着くかわからない映画。

それが私にとってのドキュメンタリー映画なのだ。

ましてや、安川惡斗である。

この特異な素材で「半年か一年」カメラを回したらドキュメンタリー映画が完成するなど、どうして思えるのか。
そんなこと最初からわかっているではないか。

しかしそこはそれ、いくらいつ「映画に成る」かわからないドキュメンタリー映画とはいえ、とりあえず撮影前にどれくらいカメラを回すか「目安」くらいは決めてかかるだろうし、スターダム側やスポンサー側から「この時期までに完成させてほしい」と要請があった等、オトナの事情もあるに違いない。

惡斗のブログに「半年か一年」と書かれていたのはその程度の、撮影前の建前に近いものなのだろう。

実際に半年か1年が経った時点で、「まだこの映画は完成していない」「まだ安川惡斗は撮るモノがこの先に残っている」と作者が思えば、その後2年でも3年でも、ねばってくれるんだろう。

そう思うようにして前向きに完成を待つことにした。

本当に撮影が1年で終わった件

しかし、ちょうどその一年後、惡斗がブログで「ドキュメンタリー映画の撮影が終了した」と書いた。

この映画は本当に“1年”という、「最初に決めた期間」で撮影を止めたのだ。

そして、どう考えても、安川惡斗のドキュメンタリー映画を作るなら、あの時点で撮影を止めたらダメなのだ。

安川惡斗にはまだ撮るモノが残っている。

そんな気がしてしょうがなかった。

なんであそこで撮影を止めたのか?

オトナの事情なのか?
作者のねばりが足りなかったのか?
単に予定通りの期間、カメラを回して後は編集で映画に成ると思ったのか?

私には知るよしもないが、この時点で私はあまりこの映画に期待をもてなくなっていた。

そして、

ようやく見た、安川惡斗のドキュメンタリー映画『がむしゃら』完全版。

ここからがやっと映画の感想である。

↓ここから先はネタバレあり↓

安川惡斗(安川結花)のドキュメンタリー映画『がむしゃら 完全版』

出典:amazon

あくまでも私の基準でだが、完成された作品を見ても、やっぱりこの映画は終わっていないと感じた。

終わっていない映画を、惡斗本人に「締めの言葉」を言わせることで、無理矢理終わらせていると思った。

確かに病気が悪化して入院、復帰に向けて頑張る、という一応ラストへ向けてのまとめの流れは作ってある。
しかしこれは私の好きなタイプのドキュメンタリー映画とは違う。

安川さんのそれまでの人生、特にプロレスラーになるまでの人生を、本人のインタビューを中心に、映像で説明しただけ。

たぶん大人の事情もあったんだと思う。

あったんだとしても、やっぱりもっと粘ってほしかった。

私の中で、この映画は終わってない。

実際、この映画の撮影を終えた後も、安川惡斗のドラマはもっと続いた。

しかしその口惜しさはひとまず横に置いといて、安川惡斗のドキュメンタリー映画『がむしゃら』の、私の率直な感想を書いていこう。

リングの向こうの“痛み”

とにかくプロレスラー・安川惡斗としては、やられては這い上がるシーンばかりを使っている、という印象。

先ほども書いたが、惡斗はプロレスラーとしてうまい一面があったものの、そういう側面はいっさい映さず、とにかくただやられては立ち上がり、またやられる、そんな泥臭い一面ばかりにフォーカスして編集されている。

しかし、痛い目にあっている場面ばかりを使うのはちゃんと意味があるのだった。

プロレスをまだよく知らない人が「プロレスって痛そう」ってよく言うけれど、本当に「痛」かったのはその向こうなのだった。

いじめ。レイプ。自殺未遂。病気。

そんな痛々しい安川惡斗のこれまでの人生がインタビューによって語られてゆく。

ついに辿り着いた、サムライへの道

この映画を見ていると、安川さんの前向きな生き様に頭が下がる。
やけくそになったり後退しているように見えても、どこかその魂は常に未来を向いて戦っているのだ。

サムライに憧れた幼少時代。

サムライがもうこの世に存在しないと知ってショックを受け、しばし夢を失い、そんなある日、演劇と出会い、架空の物語の世界でサムライになれると知って、演劇の道へ。
(安川結花時代の自主映画が観れたのは貴重だった)

そして演劇でプロレスラーの役を演ったことがキッカケで、プロレスにスカウトされる。
そこでサムライ、つまり真の戦う人間になる運命へとたどり着くのだ。

ここで、プロレスをはじめるなんて思いも寄らない過去に、舞台で愛川ゆず季と共演していたことが大きな因縁となる。

しかしデビュー後も、リングの裏で、安川惡斗の逆境は続く。

安川惡斗の逆境はつづく

“逆境バンザイ”
– 安川惡斗

もともと白内障で右目がほとんど見えなかったところに加え、プロレスの練習をはじめてからバセドウ病が発覚。
それでも薬を摂取しながらデビュー。

かつては多重人格障害とも呼ばれていた解離性同一性障害さえも、リングの上でのキャラクターに活かして人気を獲得。
その後も頸椎椎間板ヘルニアの悪化で入院を経て、ついにチャンピオンに。

半年もしないうちに、またバセドウ病が悪化し、入院・欠場。

惡斗は復帰を目指してリハビリに励むことになる。

そして本当なら、

安川惡斗、最凶最大の逆境はこの後に訪れることになるのだが、

そんなきたるべき未来をよそに、

突然、この映像作品はエンディングを迎える。

安川惡斗、その後

さて、終わっていないこのドキュメンタリー映画が終わって、安川惡斗というレスラーはその後、どうなったか?

DVDの特典映像を見るとだいたいわかるが、この映画の完成直後、「ある事件」があり、安川惡斗は二度目の入院・欠場となる。

そのあと復帰してからの惡斗の試合はもう見れたものではなかった。
もう明らかに試合が出来るようなカラダじゃなかった。
全盛期の動きはそこに毛ほどもない。

特典映像でのインタビューによると、もう引退が決まった状態での復帰だったんだそうだ。

この映画を見て安川惡斗に興味をもった方はぜひ、2012年2月のデビューから2015年1月までの、一番イキのいい時の安川惡斗の試合をすべて、ひとつ残らず、DVDで見てほしい。
このドキュメンタリー映画よりよほど本物のプロレスラー・安川惡斗の魅力がわかるし、感動や元気をもらえる。

そして引退。
最後のリングは妙にあっさりしたもので、あれほど暑苦しく泥臭い芸風を得意としていた安川惡斗が、涙さえ流さず、10カウントのゴングを聞いた。

私は惡斗ほどの人間が、どうして引退で泣かないのか、こうもあっさりリングを去ることが出来るのか、それが不思議でしょうがなかった。

しかしその理由は次のスターダムの試合ですぐわかった。

引退したはずの安川惡斗は、その後もスターダムのリングに上がり続けたのだ。
仲間の選手のマネージャーとして。
(昔の国際プロレスのショーグン若松のような位置付けである)

マネージャーなのにリングコールがあるというおかしな演出。

ああ、そうか。

すでにプロレスラーとしてボロボロで、試合できるような状態じゃなかった惡斗は、「引退式」という名の、「選手→マネージャー」という立ち位置への「切り替え式」を行ったのか。

そう思った。

誤解だったらごめんなさい。

そして“マネージャー”安川惡斗は、フェイドアウトするように、いつしかスターダムから姿を消した。

プロレスラー・安川惡斗は、けっきょく、まともに終わらないまま、リングから居なくなった。

この映画と同じだ。

終わらない女、安川さん

「結局、安川惡斗って、なんだったんだろうな・・・」

そんな複雑な思いを頭にグルグルさせながら聞いた、DVD特典映像の最後のほうで惡斗が言った言葉。

まだ、はじまったばかり

それで、すべてが腑に落ちた。

そうか、永遠に「はじまったばかり」なのか、この人は。

だから映画もプロレスもちゃんと「終わらなかった」んだ。

そういうことなら、惡斗らしい幕のひき方だった、とも言えるのかな。

“過去は過去、今は今、未来は知らん”
– 安川惡斗

以上!

評価

終わってない映画に星1つ。
終わらないプロレスラー・安川惡斗に星5つ。
★★★★★

Good Movie 認定

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