作品データ
原題：警察故事續集
監督：ジャッキー・チェン
脚本：エドワード・タン、ジャッキー・チェン
出演：ジャッキー・チェン、マギー・チャン
制作：1988年、香港
あらすじ（ネタバレなし）
麻薬王チュウ・タオの逮捕で功績を上げたはずのチェン・カクー刑事だったが、署長や上司からは祝辞どころか捜査の過程で多くの公共施設に損害を与えたことを咎められ、結局交通課へ異動となった。
だが病気を理由にチュウは釈放され、チェンと恋人のメイらに陰湿な嫌がらせを始める。
そんな折り、デパートに爆破予告の電話があった。偶然店内に居合わせたチェンは、とっさに非常ベルを鳴らして客を外へ避難させたが、結局何も起きないまま悪戯と思われ、客たちが帰ろうとした矢先にデパートが爆破された。
それはこれから起こる大事件の序章に過ぎなかった。
『ポリス・ストーリー2／九龍の眼』の感想
ジャッキー・チェンの映画は最高傑作がたくさんあることで有名だが、この『ポリスストーリー２』もそのひとつ。
出典：imdb
１シーンだけとはいえ、マギー・チャンなどジャッキー・チェンを食っている部分まである。
しかしそれはマギー・チャンがすごいというより、それだけジャッキーに「見せ場」を与えられた、といった方が正確かもしれない。
クライマックスも足手まといになりそうなギリギリのところでうまくチームプレイを実現していて、いいコンビだった。
またすごいのがエンディングのNG集。
ジャッキー映画の撮影では、頭を打って脳天から血が流れるなんて日常茶飯事だということがよくわかった（そういうシーンだけで少なくとも３つくらいあった）。
とくにマギー・チャンの頭に鉄の柱がカツーン！と当たって、バタッと倒れ、その次のカットで頭を押さえて苦痛に表情を歪めている場面が強烈。
洋服に大きな血のシミがついていたが、あれはきっと頭から出た血であろう。
後で知ったのだが、このときマギー・チャンの頭部からはほとんど頭蓋骨が見えていたんだそうだ。
それで、17針縫って１週間入院したとのこと。
（情報ソースは以下の動画）
本当に女優さえもカラダをはっている。
もうすごいという他ない。
出典：imdb
評価
アクションもギャグもストーリーも最高水準のクオリティでお腹いっぱいの一作。
★★★★★
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