映画『ザ・ベビーシッター』の感想。脚本IQ低すぎなNetflixオリジナル

ザ・ベビーシッター
出典:imdb
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作品データ

原題:The Babysitter
監督:マックG
脚本:ブライアン・ダフィールド
出演:サマラ・ウィーヴィング、ジュダ・ルイス、ハナ・メイ・リー、ロビー・アメル
音楽:ダグラス・パイプス
制作:2017年、アメリカ

あらすじ(ネタバレなし)

12歳の少年コールはいじめられっ子。ベビーシッターのビーに助けてもらっている。ある日、両親が夫婦水入らずの夜を過ごすためホテルへ向い、コールはビーと家で過ごすことに。夜中コールはベッドを抜け出して、こっそりビーが何をやっているのか見に行くと、ビーは家に同じ高校の友人たちを招き入れ、何やら妖しいことをやりはじめた。

『ザ・ベビーシッター』の感想

次はなにを見ようかなと、Netflixのリストを眺めながらふと目に留まったのがこの作品。
なんで目に留まったのかというと、監督に「マックG」の名があったからだ。
昔、好きでDVDも持っていた『チャーリーズ・エンジェル』シリーズの監督。
ちょっと独特のノリのある映像作家だったっけ……
と、それだけの理由で再生しはじめた。

なんの知識もなく、これはコメディなのかな、と思ってそこそこ楽しく見ていたら、途中からスプラッター・ホラーになり、お話しも演出も流れもムチャクチャに。
人間の行動学から画づくりまですっかり破綻して、ダメな映画で終了。

ザ・ベビーシッター

出典:imdb

しかしこういう前半はよくて、後半は破綻する、みたいな映画ってホント多いな。
なんでだろ。

撮影も後半になるとスケジュールが押してきたりいろいろ大人の事情がからんできたりして、調子が狂ってきちゃうとか?
いわゆるコッポラの『地獄の黙示録』で起きたような事態が、実は小規模ではよく起きているってことなのかもしれない。

↓ここから先はネタバレあり↓

だいたい12歳の男の子でいまだにベビーシッターをあてがわれている、という設定から、殺人者たちとの闘争をのりこえ、「ボクにはもうベビーシッターはいらないよ」と両親に言い放つオチがくるという、このベタさ。
後半の破綻ぶりですっかり呆れた心持ちで振り返ってみると、ひどく幼稚に思える。

黒魔術の儀式がストーリー上まったく何にも発展しないところも脚本IQ低すぎ。

とにかく、前半だけはよかった。
キャストも悪くない。

評価

そこそこ楽しめは、する。
★★★★★

コメント

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