ドラマ『Girlboss ガールボス』の感想 – サクセスストーリーと呼ぶにはお粗末

Girlboss ガールボス
出典:imdb
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作品データ

原題:Girlboss
監督:クリスティアン・ディッター、他
原作:ソフィア・アモルーソ
脚本:ケイ・キャノン、他
出演:ブリット・ロバートソン、エリー・リード、ジョニー・シモンズ、アルフォンソ・マコーリー
制作:2017年、アメリカ

あらすじ(ネタバレなし)

学歴もお金もない、万引きばかりしている女の子がネットビジネスを立ち上げたら、たまたま才能があって、経営者としての道を歩みはじめることになった。しかし……

『Girlboss ガールボス』の感想

前振りで「型破りな女の子がビジネスを始めて大成功」なドラマだと聞いていたのだが、人様のモノを盗むことを「へ」とも思わないことが型破りとはお粗末な話し。

ビジネスにおける型破りというのは斬新な発想とかズバ抜けた行動力などをいうのであって、中古品の転売なんてよくあることじゃないか。

足でピザ喰って派手にゲップするとか、すぐ感情的になって人を罵倒するとか、型破りというより単なるゲスな人。
「特技があってよかったねえ」という話しにしかならない。

ちなみにモデルになった女性も万引きの常習犯だったそうだけど、捕まったのをきっかけに反省して足を洗い、その5年後にビジネスを立ち上げたとのこと。
一方このドラマでは、経費を浮かすために万引きを駆使してビジネスをはじめる。
ストーリーをおもしろくするために事実を誇張したのはわかるけど、別の意味でクソおもしろくない話しにしてしまったと言える。
サクセスストーリーは痛快さがモノをいうジャンルだから、これは致命的。

モデルの女性がこのドラマの放送後「誇張された自分の人生を生きるのは辛かった」と発言しているが、やっぱりこのクソおもしろくないアレンジが鼻についたんじゃなかろうか。

とにかくドラマとしての出来は悪くないけど、完全に主人公のキャラ作りで失敗した感がある。

この女の子が成功している姿を見たくないな、と感じている自分に気がついて、途中で見るのをやめた。

評価

私は星ひとつ分も楽しめなかったけど、まあよく出来てはいるので。
★★★★★

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